2012/11/30

New Mexico(犬ドライブ旅行)

トビーを連れての長距離ドライブ旅行。


制限はたくさんあったが、いいことだっていっぱいだった。

ホテルを決める時も「ペットフレンドリー」で条件検索かけると、たくさんあった選択肢がわずかな数にしぼられるので、

決めるの簡単、しかも安上がり。ここはアルバカーキーのベストウェスタン。ペット追加料金10ドル、犬ビスケ付き。気楽なモーテルタイプ。素敵なところに泊まりたいという希望など持ち得ないので少々シャビーでも文句は出ない。

客室では、クンクン隅々を確認して、おもむろに一番いい場所を陣取るトビー。

 夜だってこの通り。
 子供達の足元でスヤスヤ。シーツをかけたのは私の親ゴコロ。外の物音や隣室の犬の鳴き声にも吠えなくなった。

食事も同様、気楽が一番。

 持ち帰りにしてもらって部屋で食べる。この日はChili's to go。

オシャレなレストランになど行かないので、服装もジーンズ、フリース、コンバース。人間の旅支度も簡単になる。

 たまにはレストランのテラス席で食べたり、車でお留守番もさせたが、

 基本お部屋ご飯。サンタフェのホテルは長期滞在向けでキッチン完備なのがよかった。といっても、作るというよりチンして盛りつけるだけ。ははは。今度は炊飯器持って行こう。

観光地では、2カ所入れなかった。犬預かり所があるところ(@Carlsbad National Park)もあったが、なんと駐車場にすら入れないところ(@Tent Rock National Park)も。数年前、人が犬に噛まれて訴訟になって以来のルールらしい。


地図もガイドブックも持たず、カーナビに行き先入力だけして旅をはじめるズボラな私たちにとって、iPadは必需品。先々の地域の情報はもちろん、ドッグパーク検索にDog Park Finderというアプリは大いに役立った。

 ドッグパークは意外なほどたくさんある。その中からレビューのいいところ、回り道にならないところを選んでちょっと立ち寄る。トビーも思いっきり走り回れるし、地元の人との出会いは楽しい。

 旅の楽しみのひとつ、ショッピング、、に関しては残念ながら楽しみ難い。こういう店で香辛料をささっと買ったりはしたが、

こういう店はウインドーショッピングのみ。

人ごみでは気を使うし、素敵な店にも入れない。

それでも、犬連れならでは楽しみが山とある。朝の公園の清々しさ、混雑を避けて通った路地の景色、犬がきっかけの出会い、、。

一緒に来てくれてありがとう。楽しかったね、トビー。

2012/11/29

New Mexico(思い出記録)

ニューメキシコ田舎のドライブ旅行。

覚悟はしていたが、とにかくずーーっとこんな感じ。

カールスバッドからホワイトサンズまでは山越えだったが、

こんな山は初めて見た。砂地のような地表にこんもり緑の茂みが点々と広がる。丘の向こう、そのまた向こうも。草間彌生の世界を緑にしたようなファンタジー。

こんな光景がほぼ4時間つづく。

ガス欠が怖いので、しょっちゅうガソリンスタンドに寄った。ガソリンスタンドの売店の半分がお酒売り場というのにも驚いたが、

スナックの棚はほとんどHOT!!ニューメキシカンは辛いのがお好き。


カールスバッドの鍾乳洞。6ドルでトビーを預かってもらったら、エレベーターで一気に降りる。世界最大級の地下空間が控えめにライトアップされている。薄暗い空間を進んでいるとインディージョーンズになった気分。


ふっくらマシュマロ、に見えるのはホワイトサンズの砂漠。

こんな無垢なる姿に安心して寝そべっていると、、

きっとこうなる。。


奇怪な岩肌を見せてくれたのはテントロック国定公園。気持ちがいいトレイルがあったのに犬禁止のためパパとトビーは駐車場入り口で待機。足早に写真だけとってきた。


サンタフェでは人工造形物も美しかった。

ロレット教会にある螺旋階段。不思議な言い伝えがあるうえ、支柱がないまま85年もその美しい姿を保っていることから「奇跡の階段」と呼ばれている。


聖フランシス デ アシシ教会。オキーフも描いた美しい教会。白い十字架は青空に映えることを計算されていたに違いない。


タオス村の建物。角を丸くした土作りの建築様式をアドビ式というらしい。

村の犬達は自由。つながれたことないんじゃないかな。

単調に見える茶色の建物も、影が落ちるととたんに色んな表情を見せてくれる。

アドビ式では、ドアと窓枠は青が基本。途中で気づいた。そう、青は空の色。

大地と空でできた家。まさにサンタフェそのもの。

おまけ、
エンチラーダを頼んだら、「ペッパーは赤?緑?」と聞かれた。迷っていると「じゃ、クリスマスね」。ということでこの2色使い。赤い方が若干辛かったが、どちらもシンプルで鮮烈な辛み。荒削りな大地と眩しい太陽を思わせる、これもまさにサンタフェの味。

2012/11/27

New Mexico(ホワイトサンズ国立公園)

ホワイトサンズ公園の周辺は軍のミサイル実験場。実験があるときは公園もクローズする。「荒涼」という言葉がピッタリの荒れ野原がつづく。

 だんだん砂が白くなってきた。

 ビジターセンターを過ぎてしばらく行くと、

 石膏の砂漠。

 休憩所。日よけ、ピクニックテーブル、バーベキューコンロが置いてある。あまりに無機質な様子に、どこか他の惑星にさまよい込んだよう。

 遭難?いえ、ソリで遊べる斜面を探しに行っているだけです。

 東京23区よりも広い砂漠。

風で年間9メートルほど移動するらしい。

 気温は朝10時で15度ぐらい。直射日光は暑かったが砂はヒンヤリ。寝転がると気持ちよかった〜。トビーも遊び疲れるとおなかを冷やしていたね。

 砂はサラサラだけど粒子が細かく、しっとりしたパウダーのよう。トビーの毛の隅々にまで入り込んだことは言うまでもない。。。

 しばらく遊ぶと手はカサカサ、のどはカラカラ、疲労感に襲われた。どんなに気持ちがよくてもここは砂漠、生命を守り育む場所ではない。

まばゆいばかりの美しさが一瞬ちょっと恐くなった。さ、文明社会に戻りましょう。

2012/11/26

New Mexico

ニューメキシコはテキサスのお隣の州。

とはいえニューヨークからニュージャージーに遊びに行くのとは訳が違う。

 走っても走ってもまだテキサス。。

果てしなく続く道。

石油の採掘場や風力発電の風車群をいくつも見ながら、

 刈り入れが終わったばかりのコットン畑で綿の実を拾ったり


 突如あらわれた砂漠で走ったりしながら

7時間走ってやっとニューメキシコ。

世界最大級の鍾乳洞カールスバッド〜純白の砂漠ホワイトサンズ〜アルバカーキー〜サンタフェを回ってきた。

 走行距離2900キロ。日本縦断の距離を5日で走った。夏の大移動、ニューヨーク〜ダラスを軽く超えるドライブだった。

 長かったねー、トビー君。

でも見たことない景色にいくつも出会った素晴らしい旅だったね。

詳しくはまた、、

2012/11/19

サンクスギビングホリデー

11月の最後の木曜はサンクスギビングデー(感謝祭)。今週は学校もお休みとなる。去年のサンクスギビングは清教徒が入植した地Plymouthや友達のうちを訪れたりしたが、それからもう1年も経ったとは。

 サンクスギビングと言えば七面鳥の丸焼き。チキンぐらいのものから10キロはあるようなターキーがスーパーの冷凍コーナーには山積みになっている。

 トビー、ダメダメ〜。このターキーは寄付用。うちで焼くわけじゃありません。これで7キロぐらいだったかな。お値段20ドルぐらい。

 こんな冷凍ターキーを学校で集めて困っている人に寄付する。丸ターキーは一度焼いたことあるが、解凍、詰め物、焼き、、とにかく時間がかかってタイヘン。。冷凍ターキーもらった人、お料理頑張ってね。

 さて、トビーのサンクスギビングはどうなるかな?

「ニューメキシコ州に行ってくるよ!」

というわけで、次回更新は26日になるかな。。いってきます!